二斎のお気に入りの歌一覧
聴雨
遠山ははるか霞みて消え入りぬやがて落ち初む春の雨かな
14
もっと見る
詠み人知らず
初雪と花のかがやき髮插しする春永き世の君ぞめでたき
14
もっと見る
紫苑
浮舟はおもひの侭にさなる吾を咎むるひとの細き眉やま
12
もっと見る
山桃
めぐりくる春はたかきへふるものかしめり雪ふみ空を仰げる
19
もっと見る
聴雨
やぶ椿夜半にひとひら身を分かち薄ら氷の下くれなゐ灯し
11
もっと見る
光源氏
絶えてなほ夢にうつろふさだめ川風に散りかふ花に埋もれて
15
もっと見る
光源氏
苦しみと迷ひばかりの此の岸に君迎へしは春のえにしぞ
8
もっと見る
螢子
家持の歌の吉事を思ひたる因幡國府のつひなの夜に
11
もっと見る
さとうはな
吾のなかを駆けめぐりゆくかなしみは胸のうちがわ蒼に染めゆく
13
もっと見る
光源氏
くれなゐの涙の奥は知らねども霞におつる宇治の橋姫
14
もっと見る
詠み人知らず
奥山のまだふみ初めぬわくらばに降る雪の音をいかできくべき
41
もっと見る
光源氏
ことごころひそむみましはしたたかに狂ひに狂ふ麗景の君
8
もっと見る
光源氏
春來れば衣のおとなひ振る舞ひて人に知られぬ戀も咲きける
14
もっと見る
弓比古
大君に 謁を賜いし 我が知らせ祖父は頷き 息を引き取り
14
もっと見る
大河千紋
笑み褪せぬ遺影の先の縁側で孫に寄り添う小春日和かな
16
もっと見る
栞
もう少し傷ついていたい あなたへの想いの深さの証明として
12
もっと見る
Kantの娘
ほの甘き梅の香りに見回せば白き誉れにウグイスの鳴く
8
もっと見る
光源氏
さしおくも雲居にうかぶ君が影千夜に鳴きなむ宮の夕霧
11
もっと見る
詠み人知らず
重なりて朽つるを待つか山茶花の日に日に土の色となりゆく
68
もっと見る
浅草大将
ひと知らぬ霞も花もからころもたつたの春の錦なりけり
22
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
>>