竜胆のお気に入りの歌一覧
ほたる
冬薔薇 あなたがくれた幸せと同じ数だけ手に刺さる棘
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さとうはな
カフェラテのクリーム鼻につけたまま別れの言葉口にするひと
16
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さとうはな
まだ固き花芽数えて待つ指に降りかかる雪 さくらのかたち
23
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さとうはな
冬月の冷たい指に触れられて 熱を帯びてくわたしのからだ
12
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さとうはな
加速する十一月の等高線 マフラーの端、翼に変わる
18
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さとうはな
無垢のままいられる時期はもう過ぎて さくらんぼ越し交わすくちづけ
20
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ゆべし
「あのね、」ってガトーショコラにサックリとフォークをしずめ「結婚するの」
18
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垂々
水に浮く仕組みで生を受けたのにどうも君とは堕ちたいらしい
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薫智
陽光を浴びております後少しNowLoadingうとうとさせて
16
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佐々一竹
靴音も車も人の声もなく橙色の街灯ならぶ
15
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夏嶋 真子
ベランダでセージを摘めば夕暮れを背負ったきみが家路を急ぐ
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たんぽぽすずめ。
炭鉱の苦労話しの父は置き今はトイレを掃除するべし
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薫智
ひとひらの雪で始まる物語君と重なる声は「あっ雪」
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栞
夕焼けに花の蕾に吐く息の白さに笑うきみに恋する
8
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さとうはな
君となら「1足す1」も無限なる ものがたり生む数式となる
5
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芳立
濃き色の黒をよそほふ薔薇の花させる棘には毒のあるかは
12
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星子
二匹目のマウスも猫にかじられるマウスと名づけし人ぞうらめし
8
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星子
新入りのマウスが猫になぶられる救いしときはすで脈なし
9
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芳立
うつし身は四つの苦しみひまなくて三十六計あそぶに如かず
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狭霧
薄雪の路地に俄かに咲きいでし梅花のごとき猫の足跡
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