狭霧のお気に入りの歌一覧
聴雨
一条の夕日は淡きはつ夏の宵待ち草の花いろとなる
11
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芳立
あまざかる鄙に都はわすれども風をぞ妻のささやきと聞く
12
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猿ノ丞狂介
こきし屁に臭し臭からずは知らねども ものはためしぞ君よまず嗅げ
5
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半格斎
飮みまほし伊萬里の碗に塩づけの関山浮かしけふの花房
11
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笑能子
勝ち負けに拘る人の到着点真理以外の何処であるか
2
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紫苑
樹々に咲くみどりの花の香も著く此に初夏の風わき立ちぬ
7
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聴雨
八重桜ただ透きとほる蒼穹にゑまひ謳へり北国は春
7
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詠み人知らず
瓦礫にはピンクのタイル風呂場かなかつてそこには笑顔があった
5
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浅草大将
百かくるよろづの願ひしるす道あれば後にも人ぞふみ見む
14
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詠み人知らず
とこしへの春を散りゆくさくら花添ひてゆかなむまぼろしの國
25
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芳立
腐さるるさだめにしるき卯の花の雨も恐れぬわれならましを
7
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猿ノ丞狂介
うば桜咲き狂ひたれ老いらくの恋ぞするらむ道まがひても
4
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聴雨
弓月は思ひの丈を一条の光にかへて花に詠へり
10
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恣翁
蜘蛛の巣の 支柱となりし 疎らなる 籬に花の 落ち尽くしたり
22
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浅草大将
山もとは霞む眺めに変はらねど夏こそ霧とともに立ちぬれ
14
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粕春大君
夜半の雨に濡れし下枝のうは露のとどむる光四方を照らしも
25
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恣翁
凱風に 亡母の苦労を 偲びたり 我生前に 安んずる莫し
22
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falcon
消え残る雪も峠の遲桜こころづくしの春いまひとたび
11
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猿ノ丞狂介
隠しつつとにもかくにも逃れ出て君に見られき嗚呼はずかしや
5
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芳立
ながむればひとの面かげたちばなの香をながし得ぬなみだ雨かな
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