狭霧のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ほととぎす我に鳴かずて草深き宿にかりにも来ぬ人を訪へ
11
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木村ぽて子
平日に惰眠を貪る贅沢さ毎日続けば飽々してくる
2
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詠み人知らず
百匹の鯉のぼり舞う伊坂ダム夫と眺めて柏餅食む
13
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紫苑
風はらみ白透きとほるビニールの海月は空に浮かび漂ふ
17
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聴雨
しづか夜の枕辺に置く雨音はいつかの君の囁きに似て
15
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聴雨
花びらに真珠の雨の落ち初めて春の思ひをさとる夕暮れ
8
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聴雨
八重桜けさ一陣の風に舞ひ去りゆく春の涙のごとし
10
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詠み人知らず
ほりたての筍ゆがいた木の芽あえ夫の好物晩酌すすむ
12
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聴雨
いたづらに翌なき春に月はなく庭一隅にともる山吹
7
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浅草大将
山ざくら散るをみしまに卯の花のにほひ初めたる玉川の里
10
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金魚藻
おまへたちすでに往き場もないといふ窓沈默の廻送列車
7
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浅草大将
残しおく春のかたみの手づくりに花を染めたる玉がはの水
18
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卯月
はらはらと花の骸を散り敷きて春の終りへ続く回廊
9
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芳立
松島や潮におぼろのしらまゆみはる月かげをひく舟ぞなき
9
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紫苑
咲き散らふ凍り蜜柑のいろ淡くなどて偲ばし長実雛罌粟
11
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詠み人知らず
春をしむ心を添へてさす雲の青山わたる影ぞさびしき
7
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おおみはじめ
鞦韆の文字のはざまで揺れておりゆくもかへるも地獄なりけり
3
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おおみはじめ
先生のタバコが匂う紙風船スパイク打つ手力がこもる
2
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おおみはじめ
こんなこと言ったら出入り禁止かな?モネもねーのかこの画廊には
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おおみはじめ
みんなからメールたくさんほしいから待ち受け画像はフェルメールです
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