さとうはなのお気に入りの歌一覧
でくのぼう
山門に雪降り積もる靜寂には山茶花濡れて散り落つる音
19
もっと見る
たえなかすず
雨の匂い記憶のきみは雨の匂い雨の降る日に逢ってないのに
9
もっと見る
たえなかすず
海鳴りのやうな男はこれきりだ 群青、白の匂ひしてゐる
4
もっと見る
飯田彩乃
満ち足りた片想いです 光年の孤独めがけて放つ電波は
14
もっと見る
光源氏
つつ闇の雪のみちべに身を投げば常の心は空に旅立つ
9
もっと見る
ほたる
閉じこもる小さな部屋の容積が「安心感」というわたしの宇宙
7
もっと見る
狭霧
冬桜この寒空を健気にも散る白雪と競い咲くらむ
9
もっと見る
悠々
一本の徳利かたむけ百八つの煩悩の海泳ぎわたらむ
19
もっと見る
悠々
三ガ日過ぎて正月おわりけりけふからはまた日々の恋歌
19
もっと見る
ほたる
ブックカバー微かに革の匂いしてあなたの不埒な手のひら思う
15
もっと見る
たえなかすず
僕たちは此処まで来たよこれからは何処へ行こうか 不意にキスして
11
もっと見る
たえなかすず
抱き合ったあのインディアンサマーの日僕ら誰より核(コア)になったと
7
もっと見る
狭霧
薄雪の路地に俄かに咲きいでし梅花のごとき猫の足跡
40
もっと見る
ほたる
また明日も同じ時刻にすれ違う同じ他人に安堵する朝
20
もっと見る
浅草大将
若菜摘みて帰る日暮れはかすか野に紅にほふ沫雪ぞ散る
19
もっと見る
舞
空をゆく雲ひとひらの青空にゆくえ知らぬも君とふたりで
6
もっと見る
ほたる
片方をなくしたピアス捨てられずここにまだあるあの日の恋人
10
もっと見る
市川ありさ
もう一度きみと傷つけあえたなら心から去る鈍色の影
2
もっと見る
市川ありさ
好きだったひとの記憶を呼び覚ます斜線のような七月の雨
73
もっと見る
浅草大将
咲き初めし梅のひとつに通ふらむ軒端に近き春のはつ風
20
もっと見る
[1]
<<
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
>>
[16]