紫乃のお気に入りの歌一覧
氷魚
進みたい方へ背を向け櫓を漕いでそれでも前に進むというの
6
もっと見る
ほたる
一本の煙草が尽きる時間だけ君の孤独を見つめている秋
25
もっと見る
詠み人知らず
青空をあの鳥みたいに泳げそうデニムの裾をまくり上あげたら
10
もっと見る
白亜
西日射す窓辺のきみのほほえみは 夕日の粒子と混ざって残る
12
もっと見る
ほたる
指先の強さで髪をさらわれて自己満足の価値観捨てる
7
もっと見る
たんぽぽすずめ。
砂利道に踏まれて削れ丸くなる硝子へ刻む人の生き方
16
もっと見る
リンダ
本心は口が裂けても言わないで好きだった人と会話する午後
7
もっと見る
ほたる
恋歌を詠むごとに君は美化されて白馬の王子が身体に宿る
8
もっと見る
染季
神様が忘れ物した地上には愛しさという概念がある
6
もっと見る
詩月恵
公式は忘れたけれど5限目のきみの寝顔はまだ覚えている
33
もっと見る
たんぽぽすずめ。
もう君の手を掴めずに沈むほど星がまばゆい我の重力
13
もっと見る
ほたる
あすの朝一歩ふみ出す靴底が遠慮はいらない進めとつぶやく
18
もっと見る
シュンイチ
変わり果てたこの町のなか変わらない僕らの「証」はそれぞれにある
15
もっと見る
リンダ
またひとつごまかす本音に羽つけて笑って笑って空に飛ばそう
10
もっと見る
只野ハル
まだ何もわからないまま秋が来て舗道に伸びる影はひとつに
10
もっと見る
たんぽぽすずめ。
色の無き風がお前は大人だと過ぎれば染みる桔梗の蒼さ
23
もっと見る
芳立
からころもたつ秋風はみえねども穂波にかへす夕の日のいろ
12
もっと見る
聴雨
をりをりの花を歌へる唇は消えゆく月のともしびに似て
18
もっと見る
たんぽぽすずめ。
沈む日の誘いに海へぽちゃぽちゃと飛び込むような鱗雲かな
22
もっと見る
沙羅
砕かれた記憶のかけらをポケットにしのばせたまま会いに行きます
8
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[37]