風橋 平のお気に入りの歌一覧
薫智
このままじゃ痛みがきっと足りなくて麻痺するばかり君に溺れる
4
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詠み人知らず
窓を開け鼻水落ちる原因を 風邪に求める今どきの人
14
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あまおう
遠い目で身じろぎもせずイグアナときみのメールを待つガラパゴス
27
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ふきのとう
東北の惨状見るたび苦しくて我がぬくもりを罪と思えり
16
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岡本雅哉
雪の日に放したリード追いかけてやっとつかむと首輪しかない
10
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たんぽぽすずめ。
大小のりんごが集ひ帰路行けば家族恋しき夕焼けの海
20
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五穀米
療養の二文字を深く噛みしめる子山羊の遊ぶ病院にゐて
36
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有為
はる風はいづくより吹くあの人の笑顔とおなじ遠さより吹く
4
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浅草大将
磔刑の丘に椿はよみがへるここにふたたび血をながすまじ
6
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民谷柚子
(右足の親指のつめに溜まってる白いかたまりみたいな)明日
4
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詠み人知らず
ばあちゃんの畑に春の風そよぎ収穫のがす檸檬がふたつ
13
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ふきのとう
吹きすさぶ北風寒き三月に春はいつぞと庭木ふるえる
14
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紫草
傾いた光届かぬ路地裏のどこかで流れる蘇州夜曲は
14
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どるちぇ
失うこと恐れず愛し続けたい ランブリングローズ咲く庭に立ち
11
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文麿
再會はあの三月の僕たちを確かめあつただけの想ひ出
4
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柳深三八
しんしんといつのまにかの寒空にそろそろときは ちぢむころです
6
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緑里
銃口の先には何もない。ただ青一色に染められた死だ
2
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民谷柚子
それぞれはそれぞれであると悟りつつ少年たちは夜を分け合う
4
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恣翁
閑林に 斧の響きを谺させ 得たる薪を酒に換へてむ
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舞
礼拝のもれくる音の密やかに教会の庭名残雪降る
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