風橋 平のお気に入りの歌一覧
下地杏
思春期に太宰治に道をきくようなあんたがそもそも悪い
69
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歌会第二会場跡地
とりどりの三十一文字をブーケとし感謝とともにみなに贈らむ
17
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桜園
薔薇色の花柄ブラウス胸にあてはにかむ姑は少女のごとし
18
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もなca
庭隅に群れ咲く白い十字花 雨に打たれてなほ清々し
28
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恣翁
雨宿りする若者に 貸したきを 傘抱けるまま 声だに掛けえず
37
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詠み人知らず
かけうどん トッピングなき 平凡が 汁に染み入る 味ある人生
9
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みなま
吾が夫を死に追いやったと言う声が這いあがりくる背に降り積もる
26
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五穀米
憎しみの対象ふっと見失い神戸屋のパン買いにゆくなり
10
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原 沙良葉
カーテンは閉めないままにしておいて 今日はたくさん夢をみるから
3
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茄子姫
日記読み返せば予め敗因まで記されているじゃないか
4
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falcon
朱を染めてざくろ花咲く板塀に「琴教へます」の文字のゆかしき
26
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民谷柚子
蛍光灯のまばゆい白で殺されたうさぎ シチューをおあがりなさい
5
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市川春水
梅薫る風よ届けよ硫黄島君が護りしふるさとの春
27
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舞
訥々とその来し方を杯に語るごとくに酒呑む翁
10
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五穀米
日の暮れてすべてが片付くひとときに続きの続きの続きの仕事
2
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孜君子
春の朝 なもあみだぶつ なむなむと 雨音するや なもあみだぶつ
4
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只野ハル
逢えなかったという寂しさをレッグウォーマーで覆い立ち尽くしていた
2
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薫智
そばにいるだけでこんなにひりひりと痛む溺れるとらわれている
14
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まるえふ
案外と孤独の酒もええもんですちびちびじわり心地よいのです
19
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芳立
夏が来るまへにお腹をしぼるのと不敵に笑ふピノコ(十八)
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