葉月夏生のお気に入りの歌一覧
螢子
地に落ちるその一瞬を切りとれば雨は透明のドレス広げる
14
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浅草大将
いつしかに夏の輝きあせぬれどいよよ澄みゆく秋空の青
17
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たんぽぽすずめ。
しとど降る小夜の氷雨に木犀の花散る朝の道はかぐわし
22
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詩月恵
真っ直ぐに見つめるだけの片恋に終止符を打つ 仏桑花散る
7
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沙羅
雨粒の落ちる速度で歩き出す道はかがやく君に向かって
21
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たんぽぽすずめ。
ごちゃごちゃと伝えるよりも君だけが好きだと言えば恋が始まる
19
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半格斎
流れゆく霧のひとつぶ愛ほしく音なき里の秋の朝に
19
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聴雨
川べりの桜並木に狂ひ咲く花いちりんの秋の寒さや
17
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まるたまる
植え込みの躑躅のなかに見つけたりかそけき赤の曼珠沙華咲く
16
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聴雨
粒ごとに虹をおびたる朝露に出会ふ刹那の有り難きかな
17
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たんぽぽすずめ。
君は居ず金木犀の匂ふ瀬に記憶へ揺れて氷雨恋しも
19
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薫智
片隅に赤く萌えてる彼岸花咲いていたのか隠れるように
11
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聴雨
夏空の余韻のごときつゆ草の青をおさめる秋のゆふ雨
16
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聴雨
君待ちの想いひとひら火にくべて化身となりし蝶の舞う夜
33
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紫苑
すずかけの梢にあそぶ秋の陽にかそけき十二音階わたる
23
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薫智
砕け散る恋のかけらをかき集め海に流してたたずんでいる
20
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逢
少しだけ大人になりたい僕たちの夕日の影が背伸びしていた
22
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螢子
天辺に紅き葉一枚揺れてをり秋はそこから始まっている
21
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薫智
春風にさらわれていく僕たちは永久の眠りへ誘われてく
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トーヤ
秋雨は東へとまたうつりゆく想いもともに零しておくれ
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