彷徨子のお気に入りの歌一覧
聴雨
秋にほふ月はさやかに野辺灯し応ふるごとく虫の音涼し
25
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浅草大将
荻の葉のそよげど来るは秋のみと風の便りに知るも寂しき
11
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たんぽぽすずめ。
若かりし情けの無きは巡り立つ四季に戻りていとど染み入る
28
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凍
道に落ついまわの蝉をまたぎ越し吾は来年も生きねばならぬ
28
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聴雨
人の世の憂さなど知らず野の花は自らの色で今朝もほころぶ
36
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たんぽぽすずめ。
その汗は空に濾されて夕立に変わり真夏の我らを癒す
18
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竹本未來
かけおちの四文字に君はむせ笑ふ 炭酸はただ彈けゆくだけ
7
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島祝
はげしかる戦闘力のインフレにかませ犬こそヤムチャなりけれ
18
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悠々
ひっそりと八日の蝉のながらえてとぎれがちなるおそ夏の歌
35
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舞
愛すべき人を愛せぬ哀しみを丸めて捨てる海を探す君
17
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ゆべし
やわらかき襦袢の端布か白い花梨をきれいに剥く女だった
10
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光源氏
草も野も卑猥な色に染め抜けばいづれ消えゆく泥の流れに
19
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ケンイチ
再生の飽くなき朝は青に満ち僕を貫く光線の降る
11
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浅草大将
水茎の跡うるはしき紙屋川うつしみにては住む方もなし
12
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詩月恵
海を越え漂うペットボトルにも逢いたいひとがいたのでしょうか
27
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聴雨
たそがれに切なき胸を重ねみて雲のいろさへいとしきゆふべ
14
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聴雨
しどけなく木下落ちゆく花の如道とげるひとうつくしきかな
14
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三沢左右
五線譜に乗ることできぬ半音はティアドロップのフラットを添え
24
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芳立
恋愛に独禁法のあらませばなべて憂き世ものどけからまし
12
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浅草大将
再びは来るもなきさの白砂になみだに消せぬ夏の思ひ出
10
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