彷徨子のお気に入りの歌一覧
トーヤ
つかむもの今は手の中 放り上げ受け止めるころズシリと重く
4
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たんぽぽすずめ。
明かり無く煙草寄せれば蒼き恋燈して揺らる江戸切り子かな
16
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たんぽぽすずめ。
どしゃぶりに愚痴をこぼして足元の花へごめんと言ってしまおう
38
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falcon
鈴懸をすぎて乙女の髮に吹く風の涼しき木洩れ陽の路
22
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ペニーレイン
迸る精液の果てキミと視る異った光り別々の出口
8
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やねうらねこ
窓ガラス叩く嵐の風音を聞きつつメール待つ夏の夜半
9
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一葉
急流にのまれる如き抱擁に見え隠れする貴方の孤独
13
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芳立
こまつるぎわが言の刃も抜きつべし朋なればこそ泣きて斬りなめ
11
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一葉
施錠せし本能めざめる抱擁に溢れる性の行き場ぞ何処
10
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芳立
秋はまだふけぬ風にも葛飾のけさはけやき葉ちり初むるかな
15
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翡翠桜
遠すぎて聞き取れないと思う日は自分に帰るそれだけのこと
12
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山桃
鈴虫の鳴きつる方のさだめなく闇にうつつを見よ玄き月
15
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浅草大将
夜に紛れ落ちゆく道に照り渡るつれなき月は我が友なりや
16
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ほたる
うたたねの水の底から突然にデジャブと混ざる君の微笑み
8
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紫苑
秋夜更け影と二人で歩きけり虫すだく野に沈みゆくまま
12
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恋花
左手の手首に刺さるナイフより致命傷なる善意の言葉
5
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みずたまり
午後になりいよいよ雨風さわぎ立てつひにかくれし夏を弔ふ
11
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光源氏
朽ちはつる袖を見ませどおくる葉は月のかげりのさむし白露
8
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聴雨
野分立ち雨か露かと草に問ふどこ吹く風や白露の朝に
14
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浅草大将
ほり川に春のかたみの青柳のいともやつれし影ぞ流るる
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