ゆべしのお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
充分に愛を捧げて駄目ならばきっぱりと背を向くのが女
15
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垂々
真夜中のしかも僻地のスーパーの店内限定結婚ごっこ
30
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でくのぼう
音たてて血は眠らずに立ちてをり継ぐ者なきの負の系譜かな
21
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でくのぼう
賢治さん月天心に輝きて銀河旅する吾を照らしをり
13
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でくのぼう
盧山寺に紫香る戀時雨式部語りや桔梗の吐息
24
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薫智
目の前の「はじめまして」の一言に一生のときめきを感じた
19
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光源氏
風に聞け寝覚めの袖の渡り鳥枕濡れども春を忘るな
9
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光源氏
思ひわびさても心はあるものを浮き世に沈む君が淋しさ
16
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垂々
「かれ」と打ち「枯れ」と出てくるケータイを爆破するまでお待ちください
36
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浅草大将
ひと夏を身はきよ里の恋果てて名もしら樺の森の乙女子
7
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垂々
ビル風を埃まみれで往く人へ給食係がくばる星屑
23
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恣翁
牛首の 山を背にした 白樺に 微かに響く 熊除けの鈴
26
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東娘
水のなかは光と影がゆれていて胸びれにきみの声はとどかない
31
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浅草大将
刈田ゆく木造電車身はきしみ窓辺の鳶と抜きつぬかれつ
15
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浅草大将
ひとしづく頬打つ雨に面あげて朝戸出づればまだ眠る街
27
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悠々
人に矢を放てば反る道理なれ劍よりなお言の葉鋭し
18
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垂々
人型に抜かれたシュガーレス・ガムを噛みつぶす音(ワレモヒトナリ)
26
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たんぽぽすずめ。
敬具では物足りなくて父の背にシップを貼って追伸とする
19
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詠み人知らず
ますらをの烈しきものに紛るれど絶えず妙なるたをやめの糸
10
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浅草大将
限りなく海に近づく単線路ゆきつもどりつ死ねない電車
13
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