沙羅のお気に入りの歌一覧
たえなかすず
お互いの今日を知らずに生きていく きれいに磨いて捨てたそのあと
38
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山本克夫
水色の音符でつづる波うちの高音部から歌いはじめる
14
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光源氏
言の葉のさかしき道をいかにして我が腰折れは越ゆるべきかと
9
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紫苑
十字架は希求のあかし旅涯ての地にしマリアの息絶ゆるとも
7
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氷魚
届かない謝罪を転がす口内に苦味だけが広がる「ゆるして」
7
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浅草大将
讃ふべし人に救ひぞあるぷすの尾上の風に身をきりすとを
12
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トーヤ
「いい人」をかぶり続けてきたけれど囁く悪魔「やめどきじゃない?」
14
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まるたまる
違和感をまわりの色に塗り変えたところがペンキは剥れてしまう
11
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薫智
こんなにもぼろぼろなのに腹はへる牛丼食べて生きながらえて
8
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恣翁
桃の花 夜来の雨を 含みては 落つる花弁 掃くに能はず
26
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恋花
やさしいの裏側にあるやさしいはきっと見えない伝えられない
9
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螢子
雪解けて山茶花の紅色の冴え町に華やぎ戻りたる日々
9
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螢子
まだ雪の残る山里走りぬけ列車の向かう現実世界
12
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氷魚
スヌーズの解除を億劫がったゆえ定期的に響く「すきなんだけどな」
14
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芳立
ながむべきころと思へばゆくりなく色濃き月の寄せにけるかな
8
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ほたる
君を待ついつもの駅の改札の右のキヨスク突然浮かぶ
6
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紫苑
花群はそも形代のごとくにてあな茉莉花のいのち畢んぬ
9
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銀ねず
もうひとりいる暗闇の、おそらくはかつて人だったこの冷たいもの
5
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詠み人知らず
人を待つ時間が苦手カチカチとただ繰り返すスパイダソリティア
9
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山本克夫
疑問符をしずかに添えて答えなら月のひかりでいいと思えた
7
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