沙羅のお気に入りの歌一覧
舞
寝る妻をさす月影に幾歳せか二人越え来る日々の浮かびて
10
もっと見る
舞
名を問わば道しるべなる梅の花まず先駆けて汝も咲けと言う
18
もっと見る
詠み人知らず
降りしきる雪に埋もれたジュリアンのけなげにさけり冬の陽あびて
19
もっと見る
悠々
雜沓の孤獨を埋めるかのごとく東京午前0時雪降りやまづ
22
もっと見る
加祢
絡まりし思いもすうっと引いてゆく氷枕の心地よきこと
21
もっと見る
ふきのとう
春の陽にランドセルカタカタ鳴らし駆けて帰るや小学生は
6
もっと見る
詠み人知らず
憂鬱は色を深めて夜となりさらに凝ったブラックコーヒー
7
もっと見る
さめ
肌蹴たキミの胸白く指で垂線赤くのこして蛇を待つ
3
もっと見る
翔陽
糸はいと 思ひまわすも 絡まれり共に有られば 解れゆくやも
7
もっと見る
小夜子
「彼女」って甘い響きを噛みしめて淡いピンクのスカートをはく
24
もっと見る
義里数
水分のように溶け出す言葉遣い憶えているのに凍えているのに
5
もっと見る
詠み人知らず
寒き春雨ふる夜にいねかねつ明けては愛しき淡雪の空
24
もっと見る
半格斎
小夜ふけて雨だれ刻みし音の沁む睡魔をさそふ春のきざしや
22
もっと見る
詠み人知らず
春風に空のゆくへをたづねても戻らぬものの名のみささやく
54
もっと見る
杏子
雪溶けに 眠りし枯れ葉 さやさやと陽に起こされて 春 集めたり
13
もっと見る
緑里
乱暴に扱わなければ今夜だけ私はあなたの玩具でもいい
23
もっと見る
緋色
長過ぎず短過ぎずのこの体巻く巻かれるの世の為に在らず
5
もっと見る
篠原
他を責めぬ、優しい君が素敵です。それが弱さであったとしても。
7
もっと見る
染季
かじかんだ手のひらよせて雪うさぎ朝まできっと目をあけていて
11
もっと見る
横雲
春動き指しなやかに髮掻けば風ゆるゆると梅の香流る
7
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[106]