沙羅のお気に入りの歌一覧
まるたまる
竜巻が私目掛けてやって来る逃げろ荒ぶる言葉の渦から
8
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山本克夫
明け方のドルフィンキックを得とくするイルカの歌の話をしよう
2
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山本克夫
向日葵になりそこねては幾度なく向日葵ばかりの本を手に取る
6
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芳立
疑ひのなき心には信ずとふ水泡も浮かぬ池のしづけさ
10
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ふきのとう
あきらめと苦悩の続く被災地に朱のカーネーションは慰霊の花に
13
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聴雨
さみどりの野に一服の雨落ちて朱夏にもえ立つ思ひ鎮むる
10
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芳立
永遠の十六歳はアメリカで運転するの愛車カローラ
9
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浅草大将
山もとは霞む眺めに変はらねど夏こそ霧とともに立ちぬれ
14
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紫苑
旋律のなき音群は乳いろの卵ひとつ孵らざる外科室
11
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浅草大将
愚痴ばかりたらたらちねの母の日はせめてきくでも捧げたいけど・・・
16
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ほたる
隠し持つ羽を広げる夢をみて目覚める朝の肩甲骨よ
7
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ほたる
ハンガーに吊るされながら聡明にわたしを見下すトレンチコート
5
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三沢左右
逃げ失せし猫を見つくる方法のありや死角の多き町並み
5
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薫智
ふるさとの津軽平野はいつだって心にいます雪降ってます
8
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紫苑
斑の子と生分かちをり彼は誰の死角に並びひと時をゐて
13
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まるたまる
藍染めは着られ洗われその色をなお鮮やかに己色にする
8
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天鈿女聖
連絡がなくても絶対信じてる全員無事でありますように
17
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薫智
降り積もる雪にならって僕たちも二人で想い重ねてゆこう
9
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浅草大将
八重がすみ分けて雲居にのぼりてやわが世の春の九重の月
17
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まるたまる
吾のこと思ってくれた数秒間着信履歴の動かぬ証拠
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