夢士のお気に入りの歌一覧
へし切
朝めざめ鈍き痛みに襲われて臥して耐えたる時の長きを
21
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野々花
あったかな長芋スープでホットする長い冬の夜静かに過ぎる
12
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デラモルテ
上總にて師走の望月眺めけり風吹き遊ぶ淺茅が宿り
12
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千映
恋にはね縦糸横糸あるそうな織りあげていく一枚の布
11
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コーヤ
ラインから送られてくる孫の顔豊かな表情日々癒されて
12
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詠み人知らず
振り上げた拳の中の蒟蒻が 笑えてしまう そんな一日
13
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愚と楽
雪のあさ 徒歩に負けたるポンコツを まさかそこらで捨てられもせず
21
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恣翁
黒塀の奥より高くカラカラと 格子の音の響きたりけり
17
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野々花
モナリザに習ったような微笑みの母の遺影に届く冬の陽
106
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舞
アイロンす妻の背中とポツポツと語り合いつつゆるり晩酌
20
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野々花
真っ新な雪に足跡残しつつゆっくり進む山の奥津城
11
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詠み人知らず
命なき携帯懐炉に暖まり命ある人の冷たさに耐ゆ
20
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西村 由佳里
あたたかなこたつの中からもこもこと夢が生まれて飛び出してゆく
9
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野々花
キッチンの出窓何時しか陣取って色とりどりのシクラメン咲く
18
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新座の迷い人
童時に 朝井戸水で 顔洗い ポンプの取っ手 手に粘りつき
9
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灰色猫
繋ぐ手の 温もり残る なごり雪 冷めないように ポッケに隠す
40
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舞
ひと恋て冬に臥す夜の寂しかる雪降る音に身も埋まりつつ
14
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新座の迷い人
夫婦して 酒飲み交わす 羨まし 何時になったら 二人で飲める
10
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野々花
メモにさえならぬ広告早々と畳み資源の箱へと別ける
12
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香月
しらゆきの舞ひて暮れゆく黄昏の溶けて露なる肌のしら夢
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