詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
赤い糸ためらいながら引っ張れば小学校のあなたの机
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灰色猫
眠れぬ夜あーだこーだと悩みつつ推敲しつつ挙げては消して
20
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中野美雄
百合木の葉群の揺るる空の青を声響動もして暗き大き影すぐ
7
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恣翁
長き柄の 一人乗り用の小車は 如何に狭しきも 長閑に走る
19
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夢士
寝静まる家の一部屋カチャカチャと指折り数え夜遊びの爺
13
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夢士
やぐら組み太鼓響かせ盆踊り小さき子等の輪婆の輪二重
14
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夢士
緑赤黄さっとひと茹で夏野菜ポン酢の香りシュワとビール
15
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石川順一
車から降りる女に氷菓無し日に日に増し行く地震の害かな
15
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石川順一
天皇は皇子に去られて病死する難波宮の夢の後先
10
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石川順一
微睡に小型トラック去って行く明日はクーラー設置日と言ふ
10
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滝川昌之
学生の分だけ空いたつり革で触れぬ背中のシャツも涼しく
26
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詠み人知らず
掌を撫で揺れていく水流を 魚となりて捉え一蹴り
7
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紫草
蒼白く月は遥かに夜は更けて自分のために歌うララバイ
18
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へし切
いつまでも君に抱かれ眠りたいたとへこのまま恋ひ死ぬるとも
28
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まあさ
ひと夏の 恋を謳歌す 蝉たちの 情熱的な 告白続く
26
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inosann
「ゴールなど決めない主義で生きなさい」人に迷惑かけない範囲で
22
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舞
コンビニの若き娘の店員の笑顔嬉しく通勤の朝
10
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び わ
ひらひらと風とあそびしごうやの葉編み一面に花も咲かせて
8
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秋日好
牛乳の賞味期限が締切の間近なことを目に突きつける
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中野美雄
鎮魂歌うたひおへなば出でゆかむ酒壜さげて心もかるく
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