青き銀椀のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
朝の街路 けやき並木のトンネルに自転車走らせ爽やかなりし
8
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コタロー
池の中覗ゐてみれば小魚が澤山泳ぐ夏へ向かつて
8
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灰色猫
新緑の湖畔を歩む涼やかなドレスのような日傘をさして
20
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舞
たなごころ眺めてたどる手の線を吾が来し方と重ねあわせて
6
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横井 信
歩いてく流れる汗もあぜ道は田植えを終えてきらめく水面
9
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横井 信
抜け出した町を遠目に水田へやさしく響くエンジンの音
6
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詠み人知らず
青き山映す植田の水明かり 夏鶯の山越へこだます
7
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滝川昌之
雨季待てど花芽のつかぬ紫陽花に子の無き叔母は身を映しおり
18
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灰色猫
灼熱の砂漠でぽつんと唸ってる冷蔵庫へとひきこもるぼく
17
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ななかまど
屋根よりも上へ上へと桐の花孫の箪笥と祖父の植えおり
5
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KEN
しらびその 朽ち木に燈る 不知火を 魂と見るかは 花と戀ふかは
11
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横井 信
止まらないトラブルだけが盛大に花を咲かせて拳をにぎる
11
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横井 信
ゆったりと結んだままの靴紐で涼しい風を求めて歩く
10
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千映
枯れていく母の体が枯れていく終着駅にもうすぐ辿りぬ
12
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ななかまど
緋牡丹の赤うるわしく嫋やかに花さわる風欲しいまま受く
5
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滝川昌之
青嵐に若き翼はあおられて風切る親に倣えツバクロ
20
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詠み人知らず
裏背戸の畑の真中に柿若葉耕していた妣(はは)の四季想えり
11
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灰色猫
靴紐をきちんと結ぶ今日というやり直せない旅路のために
20
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舞
この海に抱かれたならば哀しみの満ちて溢れん吾が瞳から
7
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千映
花に身を埋めるように庭にいて癒しの時間ありがたきかな
6
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