詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
沙久
密室で ジリジリ押された 焼き印を 風化させてゆく 歳月の技
15
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桐生賄
茹でたての とうもろこしに ラップして 冷凍保存 息子へ送ろ
17
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桐生賄
初物の とうもろこしを 茹でてたら やたらと浮かぶ 息子の顔が
19
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絮谷新
ラベンダーの香りを満たす園に舞ふ紋白蝶はわれを夢とす
15
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リクシアナ
「字が上手くなりますように」 短冊に書いた願いの未だ叶わず
21
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河のほとり
置きまよふ草葉の露に入り日さし玉と輝ふ夕立のあと
24
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桐生賄
誕生日 何もないけど 弁当に 添えてみました メッセージをね
22
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只野ハル
老親の介護の果ての独り身を思う夜もある寝かせた後に
28
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恣翁
日盛りに 青く光りて 前庭の松葉牡丹に 蜥蜴潜むも
22
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恣翁
夏の夜に 夫を求めて オットーンと 哀れに鳴けば 夫鳥てへり
16
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詠み人知らず
休日に妻が外出することが なぜ仕合わせか お分かりですか
22
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舞
時計台赤レンガへとそぞろ行く初夏の風立つ札幌の街
17
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たけくらべ
この指に止まれと云ひし子の指に止まる蜻蛉の眼に映る空
24
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ながさき
神の名を かたる悪魔が 暴走す 平和な世界 憎む悪魔が
24
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へし切
夢なかば遠く異境にたふれたる無念の御霊よ安くあれかし
27
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コーヤ
夏空に向かって輝く松葉菊花火のような笑顔咲かせて
19
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コーヤ
朝の道真珠にひかる露の珠微笑む花に輝き添えて
15
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詠み人知らず
仕合せも毎秒毎秒落下する 物理通りの 人の質量
19
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夢士
昼日中ジョギングの汗滝のごと人に笑わふ熱中予防
13
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夢士
軒先でつまみ集めしインゲンのキュキュと歯応え酒進みをり
16
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