詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
中野美雄
死にゆく弟の手を握る 裏山で 遊びほうけしころのごとくに
11
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中野美雄
死の国に逝きたるきみと離れ棲み便りなききみ孰れぞ遠き
8
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へし切
つかの間も忘らるまじき君なれば暮るる夜ごとにまた夢通ふ
21
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中野美雄
きみの遺せし歌を目守りぬ朝の戸を開きさしくる清き光に
8
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リクシアナ
潮騒をからめて巻いたオルゴール解けてきらめく夏の星空
26
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滝川昌之
降り出した雨に駅まで傘を持ち君を待つのは幸せなこと
27
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石川順一
扇風機親指で付けようとして二度押しをしてもどかしくって
17
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inosann
若き日の抗う気持ち忘れるな引力に逆らい生きて来たんだ
23
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まあさ
喜びは なくていいから 新しい 悲しみのない 八月であれ
24
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舞
暑き夜に目覚めて疼く本能のいまだ男の子の残る嬉しく
11
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び わ
ポロロンとギターの弦を飛び出して音の配達そよ風に乗り
10
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夢士
懐かしやゴムの容器に入りたるアイス昭和生まれのアイスボンボン
14
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KEN
蜩が木漏れ日揺らせば水引草夜露待ち侘び微かにふふむ
7
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kingface
暑さやら日照り続かば辛き身は人のみあらねいちご疲れし
4
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灰色猫
言の葉を繋げてゆくこと詠うこと僕らはきっと語り部なんだ
23
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灰色猫
体にも色んな苦悩があるんだね仕方ないねと毒薬与え
16
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灰色猫
もう二度と巡ってこない熱闘のその青春のマウンドに立つ
17
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灰色猫
あるがまま綴る言葉は時として恋文であり遺書でもあるね
20
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灰色猫
死神に影を踏まれて振り返るわたしの影がわたしではない
24
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夢士
日焼けせし笑顔の親子そこかしこ日暮れのホーム夏休みかな
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