bellのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
その熱を失うまでのままごとをしよう私があなたを守る
17
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詠み人知らず
泣いている私を撫でる君の手の寡黙な熱に救われている
20
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詠み人知らず
菩薩にも修羅にもなれる人間の胸のうちほど暗きものなし
19
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詠み人知らず
喧嘩した夜の土産はチョコレート こんなものでは もぐもぐもぐもぐ
20
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詠み人知らず
願わくばこのままたゆとう風となり君の瞳の湖に沈まん
7
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紫苑
スペードの女王の持てる黄の花を喰みてをみなの王道をゆく
14
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紫苑
よこしまを果実の傷のごとく除けランタン映る海に棄てたし
13
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紫苑
汝が胸の切子硝子にひび入れしつみは吾の抱く花も枯らさむ
13
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紫苑
純愛を詠みえぬ胸の隠沼に鬼火のひとつ蒼く灯れる
14
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紫苑
薄ずみとあかねを綴じた夕焼けはことばの不協和音を拒む
14
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紫苑
蒼穹のかくも美しき日に死にたしとうたう旋律我が胸を去らず
14
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紫苑
抗える我が手を引ける強き手に屈せば満ちる幸とかなしみ
14
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紫苑
みだれ髪手早く結ぶ指さきにともにすごせぬ罪の凝れる
15
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紫苑
やはらかく寄せては返す水の掌はつつめる石をまるく転がす
14
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紫苑
湧き出づる井戸に蓋など置きつれば陽ささぬ水脈に眠れことのは
16
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紫苑
終わりなきマスカレードを生きゆけば仮面はいつか我が顔となる
19
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紫苑
異教徒を憎むは神に非ずしてバベル築きし人間ならん
19
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紫苑
クリムトのダナエに問いぬ 恍惚と死の境界はいずこにありや
19
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紫苑
冬雨にわななきもせず裸木は鴎を見上げ立ち尽くしけり
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佐々一竹
偽りの優しさだって時として汁粉のように温かき哉
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