詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
「バイトなの」強き香水 谷間見せ 闇に粉撒く蝶かや蛾かや
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詠み人知らず
寂しげな仮面の笑みを閉じ込めた卒業記念のアルバムの中
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詠み人知らず
外套の深きポッケで繋ぐ手ゆ 熱き血潮は胸に滾りぬ
14
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秋日好
キッチンを夫に任せ掃除機をかけて廻れば気のすむ暮色
10
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林林
ゆっくりと花梨のジャムが煮えてます。あなたのお話聴かせて下さい。
14
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林林
讃美歌に包まれ柩の祖母(おばあちゃん)の霊(たましい)が天に昇るの見えた
14
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秋日好
ゴジラ観て帰途に唄うは二作目のパンダコパンダコパンダ呪文
10
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林林
円満に行かないことが多いからお正月支度に心浄める
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とはと
白々と動かし曇る冬に訊く淡い絵柄と人だけ結び
5
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夕夏
シネマせんたくしてみるあいてにあわせてわたしはいつもふあんです
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舞
父は手を母は子を抱き四人して語りつ歩む川の字の影
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石川順一
換気扇付けっぱなしの台所早朝暖房付けながら知る
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林林
目の前に行く手を阻むものあらばその正体をよく確かめて
17
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恣翁
墨染の夕べの湖辺に 白菊を手に 少年の 永久に佇む
16
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コタロー
初日記何を書かうか迷ふけど虹の如くに七色になれ
8
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滝川昌之
明け方の湯たんぽくらいの温もりで文箱に眠る友の賀状よ
25
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へし切
みし秋の千種の色もひとつ色 霜の花咲く野辺の朝風
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コタロー
あまり良き一年ではないけれどとにかく終はる終はつてしまふ
8
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コタロー
黒猫が藪の中にて僕を見て何か云ひたげ何も云はざる
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コタロー
暮れなづむ茜の空の向かうには何か待つてるきつと待つてる
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