沙羅のお気に入りの歌一覧
薫智
僕ならば誰も通らぬ道をいく切り開いてくあまのじゃくです
12
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聴雨
ゆふやみの川辺ににほふ夕化粧たれ待ちゐるや紅さしながら
15
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浅草大将
大海に腸も轟ろに立つ浪の沖つ巖根に裂けつ見放けつ
12
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トーヤ
両の手で団扇を仰ぐ部屋の中暑中お見舞い申し上げます
6
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光源氏
言の葉は天をあがむるおののきにふと涌き出づる人の心底
15
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光源氏
引き潮の流れをいとどあはれみしみるめの浦にまぎれこそ知れ
14
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螢子
現実の世界に戻る月曜日心の奥に閉じ込める時間
17
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詠み人知らず
もう決めた月命日のその日にはヤツの愛したジャズに溺れる
8
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薫智
さりげなく心遣いを忍ばせて気づかれぬまま埋もれていても
16
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恣翁
ありがたき 柳の陰の 涼風に 汗を拭ひし 初伏なりけり
23
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恣翁
鬱蒼と 緑茂れる 朱夏の家 ひっそりと戸を 閉ざしてありぬ
34
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光源氏
紺碧の藻屑となるか往く人のあくがれ果てて月も濡れなむ
16
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トーヤ
いつセミが鳴き始めるか朝八時まだまだ風は涼しく抜ける
12
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聴雨
名を呼べど届かぬと知りされど呼ぶあの夏鳥のごと高らかに
14
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浅草大将
水青くひろ野をゆけばそらち川はや瀬の波も雲と散るらむ
21
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紫苑
身の裡にけものの四肢を伸ばすときマリンタワーの灯の落つる見ゆ
15
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加祢
うつろひし糸の心に聞きゐれば八重にひらける花の色見ゆ
27
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薫智
雲一つない青空を見上げてる青一色でキャンバス埋める
11
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螢子
梅雨明けの太陽の下待ちあはす女三人よらばかしまし
10
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田中ましろ
いのち(ただ愛されたくて声を出し海を飛び出した)が始まった
9
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