青き銀椀のお気に入りの歌一覧
ななかまど
如何様に手鏡かたむけ使おうとわが頭頂のちから尽きたり
10
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恣翁
薄寒さ残る日射しに 黒羽織 干潟の砂のごとく光れり
10
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舞
髪に降る雪も美し乙女子は雪女のごとき紅き唇
7
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KEN
何生まれ 何絶ゆるらむ 曙に 血色に立ちぬ かぎろひに問ふ
6
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び わ
ウイルスが人に挑みて荒れ狂う環境変化抗議をしてか
6
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双星たかはる
詰めものが取れた歯舐める欠落を探し求めるように愛して
5
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横井 信
氷張るかじかむ朝に手ぶくろを片手にはめてのぞいたスマホ
12
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うすべに
背を向けたきみの言葉がやさしくて 凍てつく夜にさくら散る夢
11
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滝川昌之
俺は箸 間伐材でできている 床柱とは同郷なんだ
14
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桜田 武
若き日に買いし英大辞典今も変わらず愛用漬物石に
6
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夏深
胸の中さらけ出せるほど一途さも健気さもなく若芽を待てり
11
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桜田 武
五年日誌の三年目過ぎし月日に思う「光陰矢の如し」
6
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西村 由佳里
懸命に動けどすでにもう一時まばたきすればもはや夕方
4
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夕夏
とうぼくのえだはやみきをきりあつめのやきでやまのしたくさかんり
4
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春一期
ひさびさに 凝つた體の施術受け世間話に心ほぐされ
6
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夕夏
れいわなるとしのはじめのわざわいにわれいとせざるえぬごどくかん
4
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幸子
めいっぱい開いて届くオクターブ気持ちはさらに高く昇り行け
14
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幸子
遅咲きをものともせずに山茶花の今を盛りと春を壽ぐ
34
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ななかまど
如月は昭和のからだに合わぬかも恵方巻きとかチョコレート
8
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春一期
朝食にひと口舐めるハチミツは甘くふはりと心も癒し
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