横井 信のお気に入りの歌一覧
うすべに
猛暑でも時期をたがえぬ法師蝉 ご先祖さまを迎えるしたく
6
もっと見る
詠み人知らず
凛として 絡む二人は 夢ふざけ 猫背の二匹 過去をつまみ酒を飲む
4
もっと見る
橘
ランチ後の気怠いまなこに眺めやるやや退屈な週中のオフィス
9
もっと見る
詠み人知らず
薄れゆく 蝉の音が消え 土になる 来年にまた 聞けるだろうか
4
もっと見る
へし切
血の通ふ言の葉なくて何響く先ずは己が範を垂るべし
10
もっと見る
音弥
ひとつ山越えて又山乗り越えてフットワークも軽くなりゆく
9
もっと見る
恣翁
幾つもの色を 貴方と重ねしを モノクロームの思ひ出生りぬ
14
もっと見る
桃山
擦れ違い行き違う心いろいろの色と模様の迷い子となり
13
もっと見る
葛城
合唱の音色變はりぬ蝉しぐれ油蝉から法師蝉へと
13
もっと見る
舞
「ねぷた」無き街にも秋の鱗雲岩木山立つ青空の上
7
もっと見る
詠み人知らず
熱風に 枯れ葉舞い散り 燻されて 玄関回り 掃いても積もる
3
もっと見る
び わ
手話学習途中で睡魔襲いくる庭の柿の木さわさわ揺れて
4
もっと見る
詠み人知らず
早く寝て すぐに起きては また悩む 嘘つきピエロ 心配するふり
2
もっと見る
可不可
体温なみ気温と聞かされ吃驚 こんな熱かったっけ 私
9
もっと見る
桃山
いつもより静かな時間を愛犬と寄り添い過ごす夫の遅き夜
15
もっと見る
うすべに
透明な少女にかえる夏の日の 星降る夜は窓開けて寝る
8
もっと見る
里香
冷水に 焦りを流し 静めても 晴れた鏡に まだ曇り顔
7
もっと見る
葭堂
戦い終え ともに肩組む 姿にぞ 開く式より 閉じる式かな
3
もっと見る
滝川昌之
トリアージ始まっているその命 「自宅療養」と呼ばれる放置
13
もっと見る
ななかまど
曲がりたる胡瓜をかごに畑の朝仕舞いを付ける妻を思えり
12
もっと見る
[1]
<<
838
|
839
|
840
|
841
|
842
|
843
|
844
|
845
|
846
|
847
|
848
>>
[2072]