横井 信のお気に入りの歌一覧
千葉 甫
水平に蝶のよぎった窓の外陽はじりじりと照りつつ真昼
5
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橘
枯れゆきし枝を支柱に絡めつけ芯まで赤らむアイコトマトは
11
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へし切
徒に咲き 徒に散りぬる憂き世かな 燃えて消えゆく線香花火
16
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詠み人知らず
足掻いては 登る爪先 剥がれても 底を知らぬは 深いからかな
4
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音弥
罹患者の数は更新されながら入院可能はたったの一割
11
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桃山
夏休み長く感じた喜びも課題に追われる終盤の日々
7
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葛城
身内にも朋にも會ふは畫面のみ動く空氣の無きは虚しき
10
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舞
夕焼けの染める虚ろは花ひとつ酒一杯にひと時忘れ
5
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ひげじぃ
満月はフラワームーンと名を替えてゆらめく水面に嗤いおり
4
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みっさん
庭の薔薇花瓶に插せど入院の夫と共に楽しむ能はず
6
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蔓葵
秋の夜の草木に露の置きどころ忘るばかりの袖の月影
10
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び わ
八月は様々な事重なりて厳しき時も流れ過ぎ行く
7
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秋日好
出窓から見える男の足元が君ではないかと瞬きをする
12
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詠み人知らず
文の君 つもる想いを 書き記し ミミズ文字にて 恥じるが遅し
4
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タイム
初孫よ我の代はりに見ておくれ夢の未來の二十二世紀を
6
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橘
別れゆく夏の名残りのルドベキア積乱雲を背に乱れ咲く
15
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ながさき
為政者は いよいよ変に なりぬるか 他人の苦痛に どこ吹く風と
15
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うすべに
疲れ果て 緑のカーテンにがうりの ちいさいままに黄色く熟す
8
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可不可
映し身と闘ひ抜いて摑み奪る 旗は一竿 けふ決勝
5
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灰色猫
斜塔から落とした卵が雛になり翼となって希望になった
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