詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
何となく一日が過ぎ吐息つく幸せなんてそんなものかも
23
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紫苑
いまだ見ぬことばの眠るくちびるに黒きダリアのひとつ咲いたり
15
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詠み人知らず
樺の木の肌の白さに守られて つたひ歩きの海外暮らし
10
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日向猫
しあわせでありたいという願いには わがままは無いと言えるだろうか
26
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詠み人知らず
プラントの高所で風雨に晒されて 痺れた十指が家族を思う
20
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inosann
客宅で「くじが当たれば施す」と言って返るは「無い人言うなり」
7
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霧影
米をとぐ凍てつく水のあかぎれの手につきささり飯あきらめる
6
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みやこうまし
コンビニの外でタバコを吸いし人 ビルを仰ぎてビルに消えたり
13
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片栗粉
繰り返すあと五分なる休憩に過ぎ行く時の早い日曜
3
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詠み人知らず
心から愛しているという嘘が たぶん世界でいちばん多い
32
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菜種梅雨
不安げなスーツ姿の君の背に指先でなぞる「だいじょうぶだよ」
10
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詠み人知らず
東京の不安な水で出来ている身体は今日も愛情不足
1
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詠み人知らず
夕映えの遠く遠くへ影伸びて君は届かぬ人となりゆく
3
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ふきのとう
どことなく体調のすぐれずこの先の過ごす幾年に不安覚えゆ
11
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詠み人知らず
春を待つ霧に隱れた太陽が寢ぼけまなこで私を搖する
4
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inosann
客宅で曾孫の入学楽しみと老婦が笑う腰を撫でつつ
14
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呉竹
冬の夜の膝の上にも眠り猫眺めし時にごろごろと鳴く
4
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リンダ
沈黙に耐える強さに欠けるゆえ説明ばかりを繰り返している
6
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へし切
物憂げに虚脱の夜が襲ひきて静める闇の孤独に怯ゆ
23
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日向猫
近頃はめっきり減った喫茶店 カフェじゃ行けない世界があるのに
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