詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
美津村
束ねたる煉瓦を両手にぶら下げて幾千運びし作業の終る
9
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まあさ
月イチの夫の定期検診日 平静装い必死で祈る
13
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桐生賄
文化祭 女海賊 コスプレし 写真に写る 楽しげな娘よ
19
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絮谷新
関節の球体なりしその腕を愛づれば宵の燠火は紅し
20
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舞
「寒いね」と妻の出しくる ちゃんちゃんこ その温もりの良き時節なり
16
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麻
移り香のうすき衣をひき重ねさてもこの身にしむる木枯らし
37
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たけくらべ
いさら川うつろふ秋のもみぢ葉は水面を飾る錦なりけり
26
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石川順一
三度目に鉄線の花咲き白色が春夏秋を謳歌して居る
21
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桜枝巧
今は今この瞬間しかないわけで明日のための食パンを買う
8
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桜枝巧
おどおどとドラックストアの片隅で少女が触れるピンクの口紅
29
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桜枝巧
口紅と賢治を鞄に放り込み知らない列車に揺られているの
10
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巴里笛
柔らかなその手ざわりに聞いてみる 君の居場所はここでいいのか
17
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コーヤ
言の葉に君の優しさ滲み出で吾の心に幸を持たせり
25
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コーヤ
夕暮れに淋しさこらえ野の菊は最後のときを輝き見せて
22
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絮谷新
井戸深き水面に落つる葉の音して月の覚むらし有明なれば
21
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沙久
理路整然 人を妬まず 笑顔保持あたしはそんな「できた子」じゃない
24
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灰色猫
ひとりじゃない心のなかで燻った想いをどうか伝えておくれ
18
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灰色猫
不条理なこの世界を恨んでた破れた夢を蹴散らしたまま
23
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灰色猫
仮にもし届くのならば伝えたい想いが胸に沢山あるんだ
23
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沙久
この先も「君の隣」と思ってた 永久の誓いを 遺影に捧ぐ
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