詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
ウグイスの歌声たずね里山へ脚を向ければ工事が阻む
13
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横井 信
澄み渡る空を見上げるショウビタキ梅見の丘でひかり弾ける
10
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うすべに
風ぬるみ 花芽をほぐす薄ぐもり ぼやけた影を踏みゆく散歩
16
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うすべに
目覚めれば きみの残り香うすらいで 雪の月夜の藍に梅の香
20
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うすべに
細雪 落ちた椿に薄化粧 遠くお寺の塔かすませる
21
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灰色猫
釣具屋の稚鮎の針がきらきらと新たな春の目覚めを告げる
18
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灰色猫
畑起こす農具と種と雨がある人は飢えずに暮らしてゆける
16
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コタロー
足漕ぎのボートが進む春の池鳰がのびのび潛りて浮かぶ
8
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灰色猫
けんかするあなたがいない侘びしさがふたりの愛を証明してる
20
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KEN
乳を乞ひ 母呼ぶ兒の 聲眞似て 春先の風 吹けど哭けども
14
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コタロー
大佛が柔和な顏で眼を閉ぢる恐るる我を掌の上乘せて
8
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コタロー
冬鴉樹々の高みに止まりつつ何故かくあーくあー鳴ゐてをるなり
6
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横井 信
何気なく通り過ぎてる生垣の向こうにのぞく花の彩り
13
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横井 信
春を告げ吹く強風に川を越え梅の香りはそっと流れる
15
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へし切
春の着る霞の衣うららかに花なき里に鶯さそふ
20
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夢士
咲き初む河津桜に鳥あそぶ見やる頬には如月の風
15
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夢士
まだ来ぬと油断めさるな花粉症杉の梢は色づきをりぬ
13
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へし切
悲しきは県民投票なし得ても国に届かぬ海人の思ひ
19
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灰色猫
草庵を抜けゆく風や茶を点つる主もあらぬ柴垣鳴らし
18
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灰色猫
青かりし父の残しし竹垣は今は朽ちつつ侘び寂びとなり
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