詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
聴雨
久方の天はほがらに花解きあが子は妹が手を取りてゆく
6
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詠み人知らず
本日の雑損二千七百円 たいしたことない だけど悲しい
9
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詠み人知らず
春されど 凍てつく空に雪の華 いたも寂しく感ぜし奥つ城
10
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横井 信
先走る 春を留めて 降る雨は 傘で奏でる 冷たい音色
13
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北家
壊れ時計アラームだけが時を告ぐ忘れないでと哭いているよう
6
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石川順一
春雨は三日続けて降りにけり水溜まりには春泥の底
18
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灰色猫
コンビニで憤怒している肉まんが激しく冬を主張している
21
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芳立
ぬばたまの夢は迷ひとおぼえつつ現も見えぬ雨の春分け
6
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滝川昌之
伯母の手を引けば力んで一歩ずつ霙の混じる春の墓参は
23
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へし切
うすらかに春の彼岸にはだれ雪なごりに降りつむ妹が奥つ城
23
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詠み人知らず
またも雪 みは凍えつつ心根は縋るが如く仰ぐ 桜樹
7
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恣翁
艶やかに 雨に悩める海棠や 誘ふごとく 人待てるらむ
16
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幸子
雨水に濡れし石たち各々の色を極めて宴繰り広ぐ
10
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幸子
雨だと言い雀地に降りはしゃぎだすきょわきょわと鳴きとび跳ねている
6
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光源氏
色も香も面影にのみうつろひて宿り定めぬ酔ひのつれづれ
13
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舞
北国の春の先駆け街をゆく乙女子たちの装い明かく
9
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び わ
たー菜の緑の葉間に花咲きぬ花瓶の水に黄色を写し
5
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詠み人知らず
確とある左官屋の腕 均一にセメント塗るも 猫のあしあと
16
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詠み人知らず
卓の上に蝋燭灯し香ひねり故人偲びて清々しく祈む
11
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萱斎院
やがて散る花にあらそふさよごろも かさねぬ袖の色ぞうつろふ
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