七色コインのお気に入りの歌一覧
在原紀之
密やかな想いを託し囁きたい「今宵の月は綺麗ですね」と
4
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聴雨
薄暮れの瀬音にほのり紅そへて香を結びたる夕化粧かな
20
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芳立
ぬばたまの夜の暑さに幻の君の冷たい口が恋しい
7
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ケンイチ
鎮まらぬ稲妻の夜にあはれわが心は細し くはばら、くはばら
2
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ケンイチ
正直である苦しみを語らひて窓に水玉模様は残れり
9
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ケンイチ
新た芽はふたたび伸びよ祝福の雨にもまみれ天を貫き
10
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光源氏
夏の夜に光かがやく白き川みちびきたまふ天の浮舟
7
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あそびくも
今しばし溺れまほしや容花の深むらさきは吾をいざなひ
9
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光源氏
世の中はながらふものと思ひせばさもあらむとて無常につきし
9
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透子
月代の清けきひかりに呑まれつつ夜の天幕に星は眠れり
4
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紫苑
夜風吹く軒端に明き月みれば魂の盗らるる心地こそすれ
14
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悠々
笑みたまふ母のをもかげなつかしく呼べど應へのなきぞかなしき
23
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悠々
春愁や無人のメリーゴーランドおもひで連れてまはるよ囘る
27
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悠々
切々と戀して候ふ春の雪いつしか雨となり頬つたふ
5
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悠々
生きることの重さ背負ひて歩み來し三十六年大事業也
23
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悠々
唄わせてくれよ淋しい春だから 別れの春の君送る歌
23
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悠々
どこでどう間違へたやらひとの道呟ゐてまた飯をほほばる
25
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悠々
にんげんの性おそろしや原發をつくれる人も浴びをる人も
8
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悠々
生きててもしやうがねーやと呟ゐて手に一握の米を磨ぎをり
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悠々
津浪さり幾万の骨埋まるやら白きヴェールか春の雪降る
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