浅草大将のお気に入りの歌一覧
聴雨
摩天楼あまつ乙女の舞衣まとひて夜の街にとけゆく
16
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羽
群れにいる覚悟むれから出る勇気もたざるものが沈む水底
22
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聴雨
宵待ちの月はにじみて残る雨恋の闇路をさまよひてをり
17
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ゆびきゅ
愛ゆえに過去のすべてを失った 愛ゆえにぼくはぼくを得たから
30
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島祝
この世をば悪しとや思し召したるか七夜も降りてあぶる大水
26
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芳立
うだる夜のながるる汗のたきつ瀬におぼるるさきのあいすくりいむ
11
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庭鳥
もったりと空覆う雲平気だと言わんばかりにちらり青空
11
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やねうらねこ
薄闇を剥ぎ取りてなほ猛りゐる風のまなかにふるふ朝顔
10
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藍鼠
雨だれに磨かれるよう 紫陽花の青色深く甘く悲しく
10
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日央
雨音と風鈴の音が響きたる簾眺めし夏館かな
14
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螢子
松風を聞きつつ床の軸眺め筆を走らす君を想へり
14
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詠み人知らず
旅に出るなら一本の矢を投げて当たったところそこが行く先
2
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トーヤ
橋脚の大きさ目立つ道の中目処も立たない意味も知らない
1
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三沢左右
露を抜く青葉を踏みて歩む朝湿りて低き夏の空かな
24
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平 美盛
あさぼらけ 水面にうつる 釣り人の 見つめる浮きの 揺らめく波紋
12
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有為
きらめきを夏と名づけむ紫陽花はたしかな空に雨をはぢきつ
18
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紫苑
洗ひ髪かわかぬままに風雨うけ喉反らす吾にセイレンの棲む
12
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ゆびきゅ
幼な子の黒い瞳が告げている 夢など持たせないで欲しい
18
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粕春大君
邪を払ふ諸刃の剣腰に帯び武と美を兼ねて立つ花菖蒲
24
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沙羅
強すぎる日差しを浴びて夏枯れの草の匂いが息苦しくて
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