おおしまゆきこのお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
二口の冷水飲めば身の冷えて君との夜が恋しき初秋
12
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只野ハル
真実は記憶の中で変容し時に真逆になるものと知る
15
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たんぽぽすずめ。
寝転んで我の手を噛み蹴る猫は愛情表情たぶんマックス
11
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備前 大輔
桜葉の虫食い穴を透かす陽は地に班目の秋影を写す
23
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工藤吉生
ぷよぷよのように連鎖をして消えろ展望台を埋めるカップル
46
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たんぽぽすずめ。
まだ花の咲かない小さき草むらにしじみ蝶らが舞う晴れた朝
10
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只野ハル
意味のない言葉遊びをする夜のひとり笑いが闇に消えゆく
9
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遠井 海
嵐などなかったような青空の下横たわる道路標識
12
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@
数千の死を踏みしめる足の裏 あなたは海にもう還れない
8
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鵺吉
独り食む西瓜の種をひたひたと逢魔が時へ吐きだす、おちた。
2
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詠み人知らず
そこ此処に小さい秋がやってきて ウォッシュレットを温水にする
15
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詠み人知らず
誰一人祝ってはくれぬ誕生日ショートケーキの苺もぽつん
15
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只野ハル
夢に見た君の横顔優しくて目覚めた後に寂しさ残す
7
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もなca
ふんわりとあたたかいものにふれたがる秋めく朝の冷えたつまさき
18
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紫草
魂の入れものである一身の裂け目を覗くひとりの夜更け
18
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みなま
アベリアの細枝にともれる小さき星君帰る道やさしく照らせ
13
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紫草
やすらかに眠りたまえやことさらに重さを増して夜の裁ち鋏
18
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小林道憲
つぎつぎと親しき人のみまかりぬ 夜の秋雨 降り止まずして
17
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日向猫
聴くたびにゆっくりとなる語り口老いゆく母を耳で感じる
22
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日向猫
ただそこに君が存在するだけでこの混沌に一条の光
18
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