詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ことほ(言祝)
石蕗を母と二人で指染めてむいて過ごした春の一日
9
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舞
ひと色の冬の紅ななかまど朽ちては無惨春の雪へと
8
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吉野 鮎
この道に見失ひたる人の翳枝垂れ櫻の爛漫にゆるる
13
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吉野 鮎
別れ道いつか來た道たどる道明日への道は花散らす郷
13
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吉野 鮎
きんぎんの櫂うしなひしわたくしは謳ふをわすれ汝が夢の中
10
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蕾野
眠り居る母に毛布を掛けながら肩の上下を確かめる夜
9
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詠み人知らず
歌詠まず過ぎにしかたを見返れば桜花咲きてぞ季を感じける
12
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詠み人知らず
蒼穹の画布にし映ゆる春色の息吹揮はせ桜花笑みたり
15
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聴雨
ひと知れず淡く霞みて山桜けふを春べとにほひ初めにし
7
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只野ハル
また今宵歌の浮かばぬ浮かぬ夜に寂しさ湧かぬと気付き寂しく
12
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横井 信
花開き 日差し強まり 川魚 水しぶきあげ 匂う水の香
13
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浅草大将
夢の間にむかしの春をしのばずや花の上野のそらに鳴る鐘
8
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へし切
うつせみに咲くやこの花あだなるを散るを惜しまぬ咲くやこの花
21
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滝川昌之
白無垢とカクテルドレスの木蓮に風が優しい春の宴です
19
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あゆか
デイに行く準備終わった瞬間にお昼まあだと祖母はのんきに
8
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灰色猫
言の葉じゃ伝えきれない恋だからぼくらは桃に染まるのですね
25
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詠み人知らず
現世に叶わぬことも多かれど花咲くいまの香気いつくし
15
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幸子
ドウダンに数多の小さき芽の出でてはや満天に光るかに見ゆ
4
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コタロー
老犬が脚を引きずり辛さうに散歩の道をやうやく歩く
4
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もなこもち
悠久の歴史の中の今日の今見られる景色をつかまえに行く
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