詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
あかつき
バイバイと繰り返し手を振る子らの声高らかに寒空に舞う
7
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灰色猫
銀色のオペラグラスで見る星は語り継がれる母なる神話
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灰色猫
流星と名前をつけてあげました瞬きしたら燃え尽きていて
14
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灰色猫
流星のかけらをたくさん拾っては彩り香る宝石箱へ
17
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工藤吉生
うしろまえ逆に着ていたTシャツがしばし生きづらかった原因
10
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千野鶴子
君二十歳怖いもの無き強い目と僅かに硬く細い肩持つ
10
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へし切
冴ゆる日の炬燵に入れば温もりに巡る思い出まどろみの中
23
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滝川昌之
保線夫が朝にくつろぐ立ち飲みの頭上を君の車両が過ぎる
25
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秋日好
ミステリィ・トリックひとつ書けそうな伝言板に残る筆跡
20
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秋日好
B5版ノート二冊とコーヒーと君はこっそり応援している
16
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コタロー
池に張る薄氷の下ゆつくりと大きな鯉が群れて泳ぎぬ
9
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コタロー
肉附きのしつかりしたるドーベルマン繩に引かれてしとしと歩く
7
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工藤吉生
電柱を登ってゆける足がかりとても届かぬ位置より生える
5
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真如
白牡丹 伐られし株に しんしんと 夜を込め雪の 音なくつみぬ
10
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蔓葵
わがさとに大雪ふれりふみなれし道のゆききも旅ごこちする
13
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葱りんと
聞こえるよ 音のない音 雪積もる 白い悪魔は 綺麗で強くて
12
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詠み人知らず
ぶりしゃぶをいただいている夢を見て、覚めても箸を持つ手が泳ぐ
5
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詠み人知らず
いつかまたここへ帰って来た日には茶でもしばこう新大阪で
8
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コタロー
注連飾附けたるままの玄關の新築の家寢坊してゐる
8
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コタロー
稜線の蒼空溶けて遙かなる丘の上より希望を託す
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