吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
へし切
吾が庵の狭庭の陰のほたる草 仮のいのちを儚に咲きぬ
15
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恣翁
抽斗に置き捨てられし 書き付けの 旧りし句案を 読み返しけり
22
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詠み人知らず
昏れて落つ花とし生れ沙羅の花散り敷ける白さ儚くもゆかしき
11
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詠み人知らず
朝起きてこの空の下人は皆生きていかねば理不尽なほど
6
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芳立
日ざかりにながめし君をおぼゆればいまも変はらぬ青田なみ打つ
8
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KEN
光る鞭 闇に撓らせ 泣き狂ひ 阿修羅は叫ぶ 我鎭めよと
10
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舞
風鈴の音は幽すかに揺蕩いのけだるき夏のまどろみの中
8
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満たされない気持ちを自慰で誤魔化して何千億もの自分を殺す
5
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へし切
梅雨明けて 土用の丑は真夏日に うなぎ弁当 ひとり侘しも
15
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灰色猫
涼やかな長良の川の鮎酒に酔いし今宵は天下の夢を
19
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横井 信
歩き出す人の背中に待ちきれず蝉も鳴き出す台風のあと
15
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只野ハル
ゆるふわに歌いたけれどゆるふわな曲は書けずに弦を変えれど
6
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夕夏
うちみずでかぜをおこすはかわききりしめったくうきただようよろん
6
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横井 信
週末に嵐近づく声を聞く駅のホームは夏色の空
11
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詠み人知らず
冷めたとか嫌いになった訳じゃなく「撤退」したのだ、道なき愛に
7
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横井 信
梅雨明けに嵐近づく丑の日にタレの香りの漂うホーム
11
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へし切
住む人の去りて空き家の 夏みかん 道辺に熟し 二つ三つ落つ
21
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KEN
うつせみを 木の葉に乘せて 瀬に流す 獨り遊びの 寂しき夏かな
13
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灰色猫
弔いの寺の庭より悲しみの水子想いつ紫陽花を折る
19
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恣翁
風すらも死にたる町に 照りつける暑き陽 額に汗滲ましむ
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