詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
リクシアナ
匙の背で苺潰すマーブルのミルクに澱む三月の嘘
16
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横井 信
のんびりと 風に流れる 雲を染め 月の光は 春色になる
11
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コタロー
華やげば華やぐ程に惜別の想ひ深まる今日の櫻よ
18
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詠み人知らず
ぽろほろと白の花びら春かぜに運ばれ菫の根元へ着くころ
7
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滝川昌之
春休みチャイムの鳴らない校庭でソメイヨシノは声高らかに
15
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へし切
草青む狭庭の陰もにぎやかに ひと汗ふた汗 草とりの午後
23
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小夏
多摩川で待ち人捨てて河川敷まあるくなった孤独を拾う
5
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詠み人知らず
見上げればうすくれないに波造り天いっぱいを揺する情念
8
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詠み人知らず
花は散る巡りの風に人の手に命の大事を報せて強く
8
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詠み人知らず
一段の川の堤より風を浴び望む一路は花かすみ敷く
6
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アガサ
月照らす桜は吹雪とちりぬるを 花舞ひ人舞ふ夢幻の宴
7
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石川順一
雑貨屋で詩を読み耽る男かな進むページと戻るページで
11
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秋日好
もし君が実在したら日本語が疲れているねと笑うのだろう
15
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アガサ
ふうわりと川面に舞い散る花びらは 無常無常と流れていくよ
5
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舞
弥生にも花無き北の果ての街見上げて遠く大雪の山
10
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び わ
重いからあなたやめてね私持つ家内に不安抱かせる吾(われ)
5
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矢車菊
春染める絵の具やさしく水に溶く 名もなき涙の水彩画です
16
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矢車菊
シャボン玉の淡いくちづけ待ちながらわたしはひとり立つ桜草
17
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秋日好
檻と柵あいだを埋める桜草どんな作為も勝てはしなくて
20
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秋日好
手をとりて心耕す文の道 いつか一緒に笑い合えたら
15
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