横井 信のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
桜散る 儚さゆえに 美しく 瞬きさえも 許さないまま
5
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なりあきら
春霞 富士の姿を 隠せども 辺りに舞うは 春の風かな
3
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なりあきら
霧深い 湖畔の森に 日が昇る 木々が色づき 鳥たちが鳴く
3
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舞
ももたぶに さらに短き スカートの 脚美しく 乙女子の春
4
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び わ
食卓の花瓶に桜花盛り家内と花見お酒を少し
5
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茂作
きらきらと春のひかりに放たれて 緑を擴げ伸びる蘿蔔
12
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萱斎院
風さむみふふむ桜にみ吉野の 花の嵐の夢ぞたゆたふ
4
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KEN
ひたすらに ただ耐へ行けよ 若菜たち 春降る雪に 現悟れば
8
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KEN
まだ寒き 彼岸の風と 戲れぬ 繁縷啄む 雀らの羽
8
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うすべに
色なくす雨の枯れ野のさみしさは しょげた土筆と閉じたたんぽぽ
7
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猫谷しゅう
図書館に沈殿してく静寂で呼吸が整う深海魚になる
6
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詠み人知らず
春風に 揺れる髪結い マスクして 厚着か薄着 迷うこの頃
5
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滝川昌之
子の街へ旅の支度をする妻の鼻歌で聴くビバルディ「春」
14
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ななかまど
コンビニは優しくなりぬ個分けにて惣菜くだもの数多を揃え
8
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夕夏
おんだんかいとはないのかぷーちんはこくもつほかんしぜんれいぞう
1
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詠み人知らず
色彩の 豊かな春に 虫が飛ぶ まだ生温い 野良猫の欠伸
6
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へし切
愚かにも 悪しき歴史の韻を踏む 奢れる者の夢は見果てぬ
14
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夕夏
どくさいしゃあらそいおわすひとのよにしんぎかたりてみんしんそうさ
1
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なりあきら
冬がまた 寒の戻りで やって来た おかげで今夜 お鍋が旨い
5
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舞
父母にも記念日ありて子の知らぬ思いもありてともに歩むか
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