詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
荒野のペンギン
君がいないこの寂しさは君でしか埋められないから替わりはいらない
6
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幸子
緊張の過ぎてじわじわ背後より泥の疲れに包み込まれぬ
6
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へし切
船を漕ぐさてものどかな春の海のたりのたりと老いの残り日
16
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詠み人知らず
東むき小窓の真下つくりつけ白い小机ウタノワ再開
7
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深谷真雪
暗がりで反芻している怒り声なじり声もうぼろぼろの胸
6
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新座の迷い人
弥生そら 燕飛び交い 姿見て 元気な子雛 育てと祈る
7
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アガサ
月の夜に風が謠を始むれば 櫻はらはら舞ひ出でにけり
9
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幸子
ささやかにおしべめしべの花火上ぐ散りし花びらにねぎらい届け
7
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藍子
今出来る仕事は何かと問うならば疲れを癒すそれが大切
12
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ななかまど
みちのくに花の便りのもどかしくつぼみ見上げて三月の去る
11
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滝川昌之
小魚のお前は流れ変えれずにただ川底で祈りつづける
20
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滝川昌之
むせび泣くソロのギターが創りだす土砂降りの雨その雨上がり
14
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詠み人知らず
花影はクレッシェンドに恋を焼く主題を前におさえた胸と
10
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詠み人知らず
横穴を下に上にとつっついて足掻いてみたり蹲ったり
7
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アガサ
たくさんの縁の末に我あるも 無情の歳月は断ちつつ進む
4
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深谷真雪
そらのあをみつめて悲し胸の内降り注ぐ雨は止むこともなく
8
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荒野のペンギン
巣立ちゆく息子の背中を押しつつも独りの寂しさ当分消えずに
8
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舞
雪解けて土懐かしみ花咲くを心待ちする北国の春
7
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詠み人知らず
煽られて 水かけようか燃やそうか 仄かに見える埋み火の赤
12
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只野ハル
症状が進み桜に関心を示さぬ母を乗せて過ぎる
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