名鈴のお気に入りの歌一覧
灰色猫
くちどけはバニラアイスのなめらかさバニラの香る甘いくちづけ
10
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秋日好
挨拶をこのまま一生しないかと暗澹とする秋の旱魃
10
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秋日好
鈴なくし迷ふ小猫の足跡を荊の中に如何に見るべき
73
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KEN
夜の風の 冷たき程に 映えにけり 朝日を返す 峰の白雪
14
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秋日好
駆け出して買い物に行く日暮れ前夏の名残りのズックを履いて
11
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ななかまど
あの山は右の山はと指をさす山座同定そらに近づく
9
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うすべに
愛宕山 冬の顔して雲たてる 今年最初の木枯らし連れて
8
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里香
大雨の暗い夜中も 雲とけて あなたのような光が差すのね
7
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うすべに
朝まだき 色づく街のはなやぎに 白い息置く落葉掃く人
10
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芳立
なほ歩め冬は語らずかげ白き月と己をともし火として
7
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横井 信
窓際の床を横切る鳥影にゆっくり閉じた長い物語
8
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ななかまど
亡き母が残してくれた瓶あずきおはぎ二つが最期となりぬ
12
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蔓葵
色深き花ひともととたのめどもうつろひにけりさそふ風あれば
19
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蔓葵
おぼつかなおちの野分やいかならむこちの草木も葉うら見せつつ
13
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蔓葵
見渡せど身の置きどころなきゆゑにあめが下には露ぞ乱るる
12
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蔓葵
八雲立つ出雲の奥の冬ざくら花も紅葉も神にあふころ
10
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蔓葵
朝がすみたなびく山のふもとよりうすくれなゐの春は来にけり
46
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滝川昌之
人肌の減った数だけ寒き夜は残りし妻と灯す懐古火
18
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横井 信
寛解だ 回復の道 進もうか ふくらむ期待 不安も浮かぶ
47
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詠み人知らず
朝冷えに堪えて一輪楚楚と咲く夏の名残りの朝顔小花
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