詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
行宮偏(仮之名)
日照があればあるほど深刻で 日曜午後の 倦怠感とは
12
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滝川昌之
緊張のスーツを脱いだ週末に新入社員が気づく晩春
19
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詠み人知らず
清明や渡る掛け橋風にほふ天地すがしき早緑ゆする
9
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粕春大君
山深み散らぬさきにとたづねけり久良岐の里の花の坂道
21
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夕夏
ほうぶんにれいのかんじをりょうとするこんなかんじでかいけんしたり
5
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灰色猫
海底に沈んた都市の悲しみを思いつ傘をしばらく畳む
15
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KEN
夕べまで 笑みを浮かべし 魂いづこ 風の止む朝 梅が枝に問ふ
11
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聴雨
山吹の花待ちわびて袖ぬらし面影さがす井手のわたりに
13
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へし切
この春もおなじ昔の花さくら君なきあとにいかで見るらむ
25
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横井 信
ゆっくりとベンチに座る足元へ届く花びらひかりに踊る
19
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つばす
下町の油の匂い鍛造の響く今年も花が咲いたね
7
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磯山武士
空うすくむらさきがかる夕まぐれ波影ほそく残り鴨浮く
10
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可不可
アポロンの金髪を小鳥たちが梢に結びつけたら 朝
7
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滝川昌之
入園で保育士が抱き泣き別れこれも小さな巣立ちなのです
20
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煩悩
アメリカの女の子たちに大人気ボディーファンタジーバニラを代引き
6
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コタロー
蒲公英の燃える黄色の花咲きて田畑一面占領したる
8
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コタロー
櫻咲く哺育園へと幼兒は父母越して一氣に驅ける
4
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幸子
泣くことはわりと消耗することのやうだ泣けざりし二年を思ふ
13
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夕夏
いなかにはかいかくもなきはたらきばとしけいかくぜいにひとふえず
5
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河のほとり
もの思へば心にかかる花もなし散るはいと疾きことを忘れて
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