詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
パンジーは同じ顔した犬に遇い土手に小さな恋がはじまる
17
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灰色猫
秘めやかに息を殺して夜桜は月のあかりに妖しくひかり
19
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浅草大将
今日かざす花の冠の一ひらもゆめに散らすな世のなみ風は
3
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falcon
とひゆけば花散る道に春くれてあと幾たびの花を見るかな
12
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ななかまど
畑しごと畝の途中で鍬を置く猫三匹にえさ頼られて
6
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詠み人知らず
心根は白雪の下に埋もれいて花おくる目さえ静にかたく
6
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敬之介
古稀迫りあらがふ術なくズルズルと呆けの坩堝に追ひ込まれゆく
6
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恣翁
春雨の音の絶え遣らで 爆ぜにける篝火に 花影揺らめけるかも
13
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吉野 鮎
咲くやはな宵のうれひはうらうらとながれゆく雲羅のうすころも
9
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舞
たまゆらに夢には逢いしひとの名を言の葉に呼ぶ哀しうつせみ
8
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び わ
夏みかん小さな木でも大きな実一つ二つと吾みよがしに
7
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横井 信
タンポポを 風は優しく 撫でてゆく 旅立つ時を 知らせるように
14
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まほろ
行き先も見ずに列車に飛び乗って桜吹雪は西へ流れる
6
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へし切
惜しみなく散らば散らなむさくら花 終ふる命の刹那ぞ愛し
18
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滝川昌之
入学と入社のスーツを買い与え俺のスーツはあと五・六年
19
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幸子
夕暮れに風の冷たくなりしかど花びらに触れ来し風ならば
7
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灰色猫
僕じゃない誰かのために咲いている君の桜を密かに手折る
29
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詠み人知らず
春陽うらら 霞うつつに架からねど見はるかす物ふと朧なり
11
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アガサ
のぞき見た現代短歌は衝撃で 衝撃受けた自分に衝撃
7
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舞
何をかに飢えてある日々懐かしむ慚愧ばかりの老いの身晒し
8
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