横井 信のお気に入りの歌一覧
び わ
お父さん買物上手くなりました車を辞めて妻の手伝い
6
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茂作
母の日に嫁が送つた紫陽花の 鉢に水足す朝の始まり
12
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KEN
イカロスを 嘲けて生きる 者の上 鸙囀ずる 陽に影溶かし
7
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うすべに
松風の青さに染まる甍見て 塔の高さをひばり越えゆく
9
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可不可
お雛様より鎧や刀や 私も武装したい初夏
5
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トウジさん
夕焼けに影増すまちは日を終えて「早く帰れと」いふ母偲ぶ
6
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滝川昌之
一葉の笹を手折りて笛にして初夏の薄暮に途切れ途切れに
13
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Aquarius
ものぐさな自分を自分で追い込んでやっと手にする普通の生活
4
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ななかまど
せわしなく家事を済ませて助手席に主婦を脱ぎつつ紅の手鏡
13
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恣翁
泥をもて巣作りに励む海燕 風穏やかに 初夏の日長し
13
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へし切
武蔵野の思い出 胸に 君は逝き 過ぎにし時は夢のまた夢
12
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ハーコット
かき抱く夢の花束立ち枯れて妄想列車でまどろむ私
5
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舞
余韻には頬を預けてわが胸の鼓動を静か君はきいてる
8
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び わ
手話学習繰り返しまた繰り返し同じ単語に出会いはてなと
7
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茂作
園兒らが揃つて歌ふ「鯉のぼり」 大きな聲は屋根より高く
15
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緒川みるな
曙の空を見上げて背伸びする心をさます皐月の空に
8
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うすべに
さつきやみ もう死語だねときみ笑う 月をよこぎりたちばな香る
5
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夕夏
なとーないあらそいおきぬとのむじゅんきょうだいけんかおきるげんじつ
1
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滝川昌之
ライバルの江ノ電横目に自転車で海沿い競れば初夏の汗
11
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ハーコット
放たれて風のまにまに飛びてゆく柔き綿毛の夢はまぼろし
6
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