コタローのお気に入りの歌一覧
千葉 甫
記録的寒波の去って降る雨に濡れつつ光る梅の蕾ら
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恣翁
忍ぶれど 色に出でにけり 饑きは 物欲しや ふと他人の豆腐まで
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恣翁
粥捨てよ 賄ひ まだき断ちにけり 一汁とだに 面顰みしか
20
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恣翁
千切りてよ 堅めに袖を絞りつれば 鵠沼つ浜の波のコサージュ
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恣翁
大事に耐へて泣かずば 生半に 人 表見るも裏見ざらまし
20
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詠み人知らず
怒れども 人様傷めたくあらず 扉は静かに締めまほし
19
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詠み人知らず
その瞳 覗けば身体が固まった 口元は笑み浮べてるのに
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詠み人知らず
もう寝てる ちょと顔だけ見たいから 忍び足にて君に近づく
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詠み人知らず
猛暑には 虫の音聞くぞ とけしなき 人目も水も かれぬと思へば
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詠み人知らず
愛しき汝 蕩くばかりの心肝 百夜の恋ぞ知らせまほしき
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詠み人知らず
温まる 白湯を一口 息を吐く 今日も頑張れ 背中押す朝
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詠み人知らず
屋根を蹴る雨脚向かって耳すませ 梅雨入り告げる 午後の灰空
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詠み人知らず
艷々と光る ルビーの赤い實が 頬つぺを染めて 食べてと囁く
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詠み人知らず
自動車の後部座席に祖父母乗せ 緊張かかへ アクセル蹈み出す
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舞
ここでしか生きる場所なく野の花は咲きては枯れる見る人も無く
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舞
制服の胸にや秘めし愁いある聖なる時をいま生きる者
12
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舞
恋初めて告げれぬままに腐たれゆくひめくちなしの真白なる花
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舞
美しき言葉つくせよ今日の日を新たに生きるこの朝の陽に
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舞
寝た妻の荒れたる指にふと触れて口には出さぬ感謝ひと言
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秋日好
青たんと淡々と言う君の表情変えてみたくて「キスマークだ」と
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