詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
律
朝もやに 宵宮の音、光、匂い 宴のあとはいつも儚い
2
もっと見る
文麿
すずらんの季節終はりぬ十七の少女は母に祕密を作る
13
もっと見る
律
教室は白霜の窓に閉ざされて 静かな森のような5時限
43
もっと見る
もなca
新緑のベンチにきみと語らえば祝福のように木漏れ日の降る
40
もっと見る
紫苑
猫の足もちてゐるらしいつのまに胸ぬちへ入るMa solitude(私の孤独)
14
もっと見る
詠み人知らず
おぼつかぬ春の指先引き寄せてこの撓なる熱を分けたい
28
もっと見る
桜園
ルイボスにほんのりオレンジ香りいしドイツの茶葉の奥深さに酔う
26
もっと見る
詠み人知らず
虫かごの中に星座を閉じ込めて眺めていたい日曜の夜
19
もっと見る
falcon
鬱金散る春のゆふぐれ誰が弓ぞ胸に沁みくるラルゴの調べ
22
もっと見る
詠み人知らず
田舎道ぽつり現る停車場に昔の僕が降りてくるよな
12
もっと見る
詠み人知らず
せめてもの夢の名残りであるように戯えをこぼす美空 恋しい
20
もっと見る
nao
石化した奏楽天使 トレリスの薔薇をリュートの弦に絡めて
9
もっと見る
みやこうまし
人の寄る茶店で独り本を読み人など恋うなと言い聞かせおり
20
もっと見る
詠み人知らず
想い出が 敷き詰められた この道を 戻れぬままに 花は散りゆく
25
もっと見る
文麿
四姉妹踊るワルツはそれぞれにバーガンディの華やかな赤
21
もっと見る
みやこうまし
咲き満ちて花傘ゆらす糸桜二人で浴びたい花の散華を
11
もっと見る
詠み人知らず
降りやまぬ雨音そっと聞きながらスイートピーのうつむく窓辺
28
もっと見る
詠み人知らず
今日もまたいつもの時刻 図書館で逢瀬重ねる 太宰と私
10
もっと見る
みやこうまし
かたくりの波の如くに群れ咲きて山辺に流す紫の帯
19
もっと見る
あまおう
かろやかに背押す春かぜ夕間暮れきみを連れ出す理由が欲しい
23
もっと見る
[1]
<<
47
|
48
|
49
|
50
|
51
|
52
|
53
|
54
|
55
|
56
|
57
>>
[57]