詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
教室の窓近く咲く 濃き八重の 花影 君の顔に映れり
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舞
にいまくら娶りて廻る年ごとを顧みすればみな笑いへと
8
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林林
あなたから癒しのオーラ届き来るどんなお薬より効く沁みる
21
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林林
春眠は暁覚えなくていいお花と一緒にひなたぼっこで
19
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恣翁
朝霧に 聞こえし鶏の声消えて 湿り帯びたる甍 映えゆく
17
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石川順一
球根を歌いフラワー歌いけり愛をくださいチューチュートレイン
8
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石川順一
突然に雨が降りくる七月の夏の空には防災意識
12
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灰色猫
わたくしの煩悩の炎で蒲焼きをそんな愉快に焼かないでください
13
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灰色猫
花柄のパジャマをまとう母親がほんのり少女を夢見て眠る
26
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灰色猫
医療用ニット帽を買う抗癌剤で頭髪の抜けはじめた父親のため
17
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灰色猫
たまごかけごはんの黄身をできるだけ苦しまぬよう絶命させる
14
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灰色猫
愛しげに空っぽになった玉手箱なでなでしてる浦島太郎
19
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灰色猫
アットマークつけ光源氏へメールする恋の奥義が学べますよう
15
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灰色猫
遠浅のコバルトブルーが燃えている漁村の罪を弔うように
16
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灰色猫
スリッパに哺乳類だと思われてわたしの爪が退化していく
12
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灰色猫
可憐なる天使の首に輪をかけて鎖をつなぎ飼い慣らしたい
12
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灰色猫
ひとりごと死んでやろうと呟けば冷えた項に死神の鎌
15
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灰色猫
如月は寒いだろうと白葱を新聞紙で温めてやる
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灰色猫
呼吸する寄せては返す波のごと絶へることなき海の胎動
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灰色猫
流麗に筆で記され文字となりわたしの悲哀は鬼籍へ入る
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