詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
高松 蓮
春うらら 校舎の裏にも 湧き出ずる ひときわ元気な 子どもらの声
10
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秋日好
「日が変わるまでにベッドに入ること」新婚の夜なら嬉しハズカシ
16
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秋日好
ほっこりと膨らむ蕾に一条の桃色走る 今年の牡丹
19
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秋日好
立夏にも届かぬ春に百合を待ち薔薇愛でしおり網の上にて
16
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秋日好
ぬばたまの えがたき夜に ひめ事を ななつの海も 越え帰り来む
14
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夢士
春の陽に胸踊らせて街を行く若き娘の手のコート重たげ
17
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舞
咲き初める仄かに匂う桜にはほど良き影の上弦の月
12
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みろく
君の写真 隠した本の題名を古本屋にてぼんやり眺める
19
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吉野 鮎
花びらの舞ひ散る夜半を櫻貝うちよす波の囁きをきく
10
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吉野 鮎
帶締めをきみが解きし夜半の笛忍び音に舞ひ散らすはなびら
8
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吉野 鮎
きみが手に帶解かれて花散らす風ふく夜をとどろく春雷
9
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吉野 鮎
櫻貝帶締め通し萠黄衣纏ひきみ待つ花の宴に
8
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詠み人知らず
忘れ物こんなにいっぱいあったんだ君の歌にねかくれんぼして
9
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灰色猫
いたずらな子猫の爪を切っていたこと思い出しつつひとり爪切る
20
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灰色猫
押入れの闇で発展する国にLEDの太陽あびせる
14
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灰色猫
おおかみの夢を見ながら眠るころカーテンが嗅ぐ満月の香
18
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灰色猫
地図帳の海に孤島を描き足してアダムとイブを誕生させる
16
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石川順一
ワイン飲み煙草を吹かしながら書く短詩にオレンジ光が差したり
12
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石川順一
春間近か呼鈴だけが実在す今日救急車家の前来て
8
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石川順一
鐘の音のくきやかにして春隣呼び鈴強く押されて居るよ
10
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