絮谷新のお気に入りの歌一覧
只野ハル
自らの属す銀河だけが見える遠い未来の暗い夜空に
17
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舞
名も知らぬ見知らぬ街にふと降りて過ごしてみたく無為のいち日
12
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美津村
雪うすく積りし朝光の中を浮き出でて直ぐなる軌条二筋
7
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美津村
暖房に窓の曇りて暖かき電車に明るき朝光満ちぬ
4
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詠み人知らず
一本の刃物も核も同じもの 殺られる側の 恐怖と憤怒
17
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恣翁
初夏の 眠気誘ふ昼下がり 郵便局の森閑とせり
17
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リクシアナ
北の町ささやく風は遅くとも夜空に同じ月のときめき
19
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舞
野仏に供えられたる二つ三つ名知らぬ花の色美しく
18
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野々花
瞬けばあなたは気付いてくれますか?こんなに広い夜空の中で
15
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麻
心地よき言の葉つくす君がため思ひわづらふ天の浮き橋
15
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月虹
優しさを摘み取りながら歌を編む野の花にまた癒される夜
27
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へし切
立葵その枝のびゆく曇り空 梅雨入り近しと蕾ふくらみ
25
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野々花
薔薇の香が妙に色濃き金曜日西窓開けて夜風と眠る
8
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たけくらべ
戀ひわぶる心の色もつゆ知らず雨の降る夜の人ぞつれなき
19
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リクシアナ
五弁花を飲んで信じる永遠の愛ラッキーライラック探す路
15
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舞
夜半の雨降り残したる白珠の滴る花に光り添えつつ
15
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野々花
雨粒は涙のような匂いさせぽつりぽつりと心を濡らす
10
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月虹
雨音はショパンの調べ海を越え風は季節を変えていくらし
31
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野々花
行く春の名残のような振りをして淋しいよって風が呟く
11
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優器ルミネ
「寂しいよ」「ああ淋しいな」声を変え口調変えても一人は独り
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