falconのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
傍らに舞ひ落つ櫻のひとひらはのる肩なくし風に吹かるる
4
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雪千代
歌よみて年の経るれどそのほどを代々をる妹はいかに知れるや
2
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詠み人知らず
数ふれば二十三夜の月かげにわづかにのこる闇路もしるし
2
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只野ハル
この道を同じ時刻に歩いても明日からはもうすれ違わない
8
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笑能子
先行きが桜の彼方に霞むので行きつ戻りつ決めかねている
6
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浅草大将
咲き散りて後ぞまことの命あるをひと目千もとにみさくらの花
10
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紫苑
灯を映すくらき川面のしんしんと肩いだく手をなくす花冷え
28
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詠み人知らず
釘さえも焼け残らない火力にも 気力で残る吾の頭蓋
8
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只野ハル
いけんものはいけんのじゃ広島高裁無効判決潔し
2
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只野ハル
一面の菜の花迷路君の後俯向き歩く紅い靴追い
5
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リンダ
公園のサクラ見上げてこの春も花見の予定たたず迎える
6
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花柊
冷たくて本も読めずに歩き出す春は名のみの昼休みのベンチ
7
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あき
ふつふつと腹の中身は煮え立つがひっくり返すちゃぶ台がない
32
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笑能子
眼を逸らす御都合主義の指す所楽と思えずただ傍観し
2
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紫苑
ゆるやかな死として春陽 写真展、髪刈られたるをみなのまへに
9
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安芸
生贄の儀式のように粛々と蛇に呑まれる朝のプラットフォーム
3
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由翁
ゆっくりと時間が過ぎる無人駅開聞岳と黄色のポスト
11
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河のほとり
うぐひすの鳴く山のベのタ影にほのぼの見ゆる桜花かな
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永鹿
世の花は 咲けとて春の 風吹かじ しばし待ちたり 六文の船
3
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浅草大将
ともに咲けばいづれを梅よ桜よとわくもあやなし花のながめは
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