コタローのお気に入りの歌一覧
灰色猫
0点の答案用紙に書いた名を修正ペンで出来杉君に
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灰色猫
浅瀬にて白き翼を繕いて巣立ちの時の風を待ってる
19
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灰色猫
振り返るこの足跡は誰だろうわたしはわたしを歩めなかった
20
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灰色猫
この胸にふれるあなたの手のひらで抉ってほしい傷跡がある
19
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灰色猫
幾度も未来が僕らを呼んだって聞こえないほど恋をしていた
17
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吉野 鮎
沒つる陽のやわき光は粒なして黄金にそめゆく枯芝のなだり
22
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吉野 鮎
川の瀬のせせらぐ音は祕めやかに汝のささやきは夢を流るる
19
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吉野 鮎
汝が包むまろき乳房にくちづけの枕燈りにゆれる影の繪
20
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吉野 鮎
くちびるをなぞる指先たどりゆくまろき乳房をつつみふふめり
14
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吉野 鮎
燃ゆる肌愛しみたどる汝の脣に誘はれゆく湖のさざ波
18
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吉野 鮎
祕す憂ひ汝の若きゆゑ湧く愁ひゆれ咲く薔薇ひたくれなゐを
18
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吉野 鮎
優しげにさはりゆく先たちまちに豹變雌猫ながき陰爪
15
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吉野 鮎
嗅ぎ犬の徒然なる日日にほふ闇破壞されゆく嗅覺細胞
13
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吉野 鮎
舌の上にまろばせてきく新しき酒にほろ醉ひ土瓶蒸し旨し
20
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吉野 鮎
蟲の音のありやなしやの冬初め十八夜月オリオンの靜寂
17
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吉野 鮎
俄かにや艷めく禿のくちびるのややに開けばのぞく舌先
20
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夢士
赤や黄の服に白地のストライプ軒を彩るこのすずめうり
25
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夢士
霜月や夕陽沈みて落葉踏む急ぐ家路に北風小僧
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夢士
冬の陽の落ちて北風汗冷ゑし湯に浸かり居て足腰のばす
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夢士
冷たいよ ほらねこんなに冷たいよ頬寄せ合ひし姉と弟
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